亡くなった後にする遺産整理とは?遺品整理との違いも行政書士が解説する!

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死亡後にする故人の遺産整理。故人がどのような財産を所有しているかを調べて、相続人間で遺産を分割して整理をしていくことです。例えば、預金は母親が相続するとか、不動産は長男が、証券は二男が相続するとかを決めていくことがこれに当たります。

今回は遺産整理の概要について触れていきます。

また、同じような言葉で遺品整理」という言葉もあります。「遺産整理と「遺品整理」、とても似ている言葉ですね。ですが、意味を混同してしまうと問題です。

そこで、今回の記事では、報道番組風に「遺産整理とは何か?遺品整理との違い」についても「報道風」に解説します。

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皆様、こんばんは。社会の構図をわかりやすくお届けするニュース番組「報道小路」のお時間です。アナウンサーの西園寺遺子です。

この西園寺がさまざまな現場を徹底的に取材しており、この合成皮の手帳、通称、白革の手帳にまとめておりますのでご期待ください。

本日の特集は「遺産整理の概要と遺品整理との違い」です。

「遺産整理とは何?遺品整理との違いは?ですね。言葉がよく似てるけど、何がどう違うの?」というようなご相談は当番組にも多く寄せられますので、興味深いですね。

本日はコメンテーターとして、モノマネ芸人の真根シタローさんにお越しいただいております。

では、早速まいりましょう。いつものセリフでスタートです。

「私、調べましたけど!」

遺産と遺品の違いって?

遺産は、相続人が遺した価値のあるもの全般。遺品は、相続人が遺した雑貨・家具・家電などの所持品全般ですね。ですので、遺産整理は、遺産相続に関する一連の流れのこと。遺品整理は、被相続人が遺した家財道具や衣服類など全般を整理することになります。

遺子「では真根さん、よろしくお願いいたします。どうです、この違いわかりますか?」

真根「こんばんは、”暗石家いわし”です。当たり前やがな、違いがわかる男やで…って、誰がコーヒーのCMやれ言うとんねん」

遺子「…あ、めんどくさいんで、もうモノマネは結構です」

真根「…あう?」

遺子「さて、遺産整理と遺品整理で注意したいのは遺品整理ですね。遺品整理には価値があるものを扱う場合もあれば、価値のないものを扱う場合もあります。ただし、早急に処分するのではなく、慎重に判断したほうがいいんですよ」

真根「価値があるもの言うたら…なんやろ?」

遺子「例えば、一見すると古びたコイン。相続人がコレクションしていた、すごい値打ちのコインかもしれませんよね」

真根「よしきた! こんばんは、コイン・コスギです」

遺子「まじでめんどくさいからやめてまじで」

真根「…ほな、なんで俺呼んだんや」

遺産整理と遺品整理を行うべきタイミング

遺産整理と遺品整理は、本人が亡くなった後に家族が直面するものです。気持ちの整理が落ち着いてから…など、先延ばしになることもありますが、実際、遺産整理と遺品整理はどのようなタイミングで行うのがいいのでしょうか。

遺子「当番組調べでは、このようになっていますね」

遺産整理のタイミング

相続の開始後すぐに始めることがおすすめ。
遺言書がある場合は、財産目録に沿って遺産の特定することができる。
遺言書が無い場合は、相続人で被相続人の財産を調査する必要がある(ローンや連帯保証などの債務も要チェック)

合わせて読みたい:相続で優先する遺言書の効力と種類とは?行政書士が分かりやすく解説!

遺品整理のタイミング

葬儀後、被相続人の賃貸物件退却時、遺産整理後、49日の法要後などは主なタイミング。
賃貸物件退却時には、清掃が必要なケースがあるので、この時に整理してもよい。

債務があるときは注意

遺子「遺品整理をするときに、注意しなくてはいけないのが、相続放棄や限定承認になっていないかということ

真根「債務が残っている場合とかもあるもんなあ」

遺子「被相続人が生前に債務を遺している可能性があるなら、遺品整理は慎重にすべきなんですね。遺品の売却処分は、単純承認とみなされますから。ではここから、遺産整理の流れを追っていきましょう。では皆さん、ご一緒に」

真根「おっ、いつものあれやな」

遺子「私、調べましたけど!!!」

遺産整理の流れとは?

遺産整理は価値のある相続財産を整理していく大切なプロセスです。また、相続手続きの基礎作りを行う作業とも言えます。遺産整理の流れについて、次の3つのプロセスを知っておきましょう。

財産の所在を調査する

まずは遺産の種類・総額を確定。
預貯金口座が開設されている金融機関の特定や、不動産の所在地なども確定する。

相続人調査も合わせて実施する

相続財産について継承や処分を進めるためには、相続人を確定する必要がある。
相続人が確定しないまま遺産分割協議を行うことはできない。

遺産分割協議を行う

遺言書が無い場合は、遺産整理が完了したら遺産分割協議を行う
法定相続分どおりに相続する場合や、相続人が1名のときは、遺産分割協議は不要。

遺産整理と遺品整理は誰に相談すべき?

遺産整理や遺品整理は、大掛かりとなる場合も多いもの。諸手続きに不安がある場合は、士業などの法律の専門家に相談したほうが良いでしょう。どんな内容が相談できるかは次の通りです。

  • 弁護士:相続人間の争いがある場合や、裁判手続きなど
  • 司法書士:不動産登記に関することなど
  • 行政書士:相続財産の調査や遺産分割協議書の作成、遺言書の作成など
  • 税理士:相続税の計算や申告など

ただし、それぞれの士業で専門分野は決まっておりますが、各士業間で連携していることもありますので、
例えば、私たち行政書士に依頼したとして相続税がかかってしまう相続の場合は税理士をご紹介するなどして、依頼者の方々にはご負担が無いようにしています。

遺産整理や遺品整理のことはご相談ください

遺子「さて、ここまで一気に流れを説明してきましたが、実は遺品整理は専門業者もいます。引っ越しを手伝ってもらうような要領でお願いするケースもあるそうです」

真根「引っ越しねえ。大量にゴミも出そうやな。そういう処分は誰がするの?」

遺子「遺品整理業者なら清掃もまとめて行ってくれます。ただし、遺品整理業者の場合高額の費用になる場合もあるので、複数の業者の見積もりを取得したほうがいいですね」

真根「なんかそろそろ終わりそうやけど、結局、俺、モノマネやらんでええの?」

遺子「結構です。『似ている』というキーワードからお招きしたゲストですけど…」

真根「けど、なんや?」

遺子「似てませんでしたから…」

真根「地獄」

遺産整理と遺品整理の概要、それぞれの整理の違いをお伝えしましたがいかがだったでしょうか。
死亡後バタバタしていて、なかなか自分たちで遺産整理や遺品整理をするのは負担なこともある思います。

これから遺産整理や遺品整理をしようと思う方は是非専門家の力を借りて、実現していっていただければ幸いです。

ご不安な方は横浜市の長岡行政書士事務所までご相談ください。

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この記事の執筆・監修者
長岡 真也(行政書士)

長岡行政書士事務所代表。1984年12月8日生まれ。
23歳の時に父親をガンで亡くしたことから、行政書士を志す。水道工事作業員の仕事に従事しながら、作業車に行政書士六法を持ち込んでは勉強を続け、2012年に27歳で合格。
当時20代開業者は行政書士全体の中で1%を切るという少なさで、同年開業。以来。「印鑑1本で負担のない相続手続」をモットーに、横浜市で相続の悩みに直面する依頼者のために、誠実に寄り添っている。最近は安心して相続手続したい方々へ向け、事務所公式サイト上でコラムを発信しており、相続手続の普及に取り組んでいる。

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